感染者多数で注意喚起の『溶連菌』、手洗いうがいを徹底して!
『溶連菌』による感染症患者が、この時期として過去11年間で最も多くなっていると、小児科医などは手洗いやうがいを徹底するなど注意を呼び掛けています。
『溶連菌』とは
『溶連菌』は、幼児から小学生位の子供がかかりやすい、高熱やのどの痛みなどの症状が出る感染症の事。
38~39度の高熱とのどの痛みが代表症状ですが、3歳未満ではあまり熱が上がらないと言われています。
また、体に小さな発疹がでたり、イチゴ舌と呼ばれるツブツブが舌に現れることも。
風邪との主な違いは、咳や鼻水がほとんどない事。
『溶連菌』には潜伏期間があり、実際に感染してから2~4日後に発症すると言われています。
まれに腎炎などの合併症を引き起こす事もありますし、
アトピー性皮膚炎の子供が『溶連菌』に感染すると重症化する恐れがあります。
『溶連菌』を予防するには
『溶連菌』予防は手洗いうがい
『溶連菌』は感染症。
感染媒体を予防するには何よりも手洗いとうがいが大事です。
帰宅時の手洗いうがいは徹底し、外出時はマスクの着用をする事が望ましいでしょう。
もし『溶連菌』に感染したら
万一『溶連菌』に感染すると、のどの痛みから辛くなるのが食事。
のどごしがよく消化の良い食べ物を用意するようにし、食べるのが辛いようであれば水分だけはしっかり摂るように心がけましょう。
もちろん水分ものどに刺激を与える炭酸飲料などは避けてください。
熱が下がればお風呂に入るのは全く問題ありません。
また、『溶連菌』と診断された場合、熱やのどの痛みなどの症状をやわらげる薬の他、抗生物質が処方されます。
抗生物質は感染源である『溶連菌』を退治する大変重要な薬です。
薬が効けば2~3日で熱が下がりのどの痛みがやわらぐ等症状が緩和してきますが、合併症を防ぐために必ず処方された抗生物質は飲み切るようにしてください。
自己判断で途中で薬を飲むのをやめる事は大変危険です。
これからの時期、風邪やインフルエンザなど『溶連菌』以外にも子供たちに流行する病気は様々。
予防をしっかりと心掛け、病気知らずの冬を過ごしましょう。