本当は危険な子供の便秘!子供の便秘を慢性化させない5つの方法

意外と多い子供の便秘
便秘は大人のものと思っていたのに…
実は子供の便秘で悩んでいるママは意外と多いもの。
便秘は慢性化してしまっては大変。
たかが便秘!と放っておいてはいけません。
便秘が慢性化してしまうと大変な理由
便秘が慢性化してしまうと、直腸が伸びて太くなり、
便が大量に溜まっていても便意を感じにくくなってしまいます。
大人であれば、便意がなくても「数日出ていないからちょっと頑張ってみよう」と思えるかもしれませんが、
子供は便意を感じなければ自分からトイレに行き踏ん張ることはしません。
ますます便が溜まってしまいます。
そして、便秘のせいでお腹が痛い。
いざ出そうとするときには、痛くて苦しい。
痛くて苦しい上に、便秘した便を出す時は普通の便を出す時よりもいきまなければいけないために、肛門が切れてしまうこともあります。
うんちの度に痛くて苦しい思いをしなければいけないとなると、
子供は排便行為自体に恐怖やストレスを感じるようになってしまいます。
そうした状況になってしまうと、
自分の力で便を排出できなくなったり、
自分が気づかないうちに便を漏らしてしまうようになったりする事もあるのです。
子供が便秘になってしまったら、軽く考えずに慢性化する前に、辛い便秘を速攻で解消してあげましょう。
子供の便秘の解消法
1、規則正しい生活をする
やはり何事にも、規則正しい生活をする事が基本。
早寝早起きをし、三食きちんと食べるという規則正しい生活を送りましょう。
生活リズムがきちんとしていれば、排便の時間が決まってくるもの。
朝早く起きてしっかり朝食を食べ、
朝食の後にうんちタイムでおトイレに行けるのが理想のリズムですね。
2、食生活に気をつける
子供たちの健康を考え、ママたちは日々食生活に気を配っているとは思いますが、
うんちをスムーズに出すために、便秘にさせないために、
食物繊維を上手に取り入れた食事のメニューを組んであげると良いでしょう。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、
子供の便のタイプによって上手に取り入れるようにすると、便秘解消に即効性がでるかもしれません。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維には、うんちを柔らかくするという効果があります。
なので、
うんちが固い、コロコロしたうんちが出る、便秘と下痢を繰り返す、お腹がゴロゴロするのに中々便が出てこない
などといった子供にオススメです。
水溶性食物繊維は、エシャロットにダントツ多く含まれているのですが、
にんにくやアボカド、オクラ、山芋、納豆、などのネバネバ系食材、ゆずやレモンなどに多く含まれているので
上手に取り入れてみましょう。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維には、うんちの量を増やして腸を刺激し、動きを活発にするという働きがあります。
そのため、
腸が動いていない(便意をもよおしていない)子供や、お腹がゴロゴロ鳴らない子供に食べさせると良いでしょう。
不溶性食物繊維は、
インゲン豆やヒヨコ豆、えんどう豆、グリンピースやあずきなど豆類にとても多く含まれています。
また、おからやとうもろこしにも多く含まれているため、積極的に取り入れてみましょう。
3、水分をしっかりとる
体内の水分量が足りないと、腸内の水分も不足し、便がかたくなり排便が辛くなってしまいます。
夏場は熱中症予防などでしっかり水分をとることを意識するものですが、
子供は汗っかきなので、季節を問わず大人以上に水分不足になりやすいものです。
夏場以外でもこまめにしっかり水分補給を心がけ、
朝起きたらまず水を一杯飲むことを習慣にさせましょう。
4、しっかり運動する
便秘の原因のひとつに運動不足が挙げられます。
運動量が減ると、便を押し出す時に必要な腹筋が弱くなってしまうのです。
筋力が弱れば腸の働きも弱くなってしまうので、適度にしっかり運動をし、筋力をつけておくことが必要です。
近年は子供が元気に外遊びをする時間も減っていますし、
「歩く」ことも少なくなってしまっていますので、本当は昔以上に外遊びを一生懸命させるようにしなければいけないのです。
つい自転車に乗ってしまいがちな距離もなるべく歩くようにしたり、
休日は家族で公園に出かけたり、運動できる習慣をつくると良いでしょう。
5、トイレに行く習慣をつける
みなさんも、自分のお子さんに心当たりがあるかもしれません。
実は、トイレに行くのを我慢する子供というのは少なくありません。
本当はトイレに行きたいんだけど、今遊んでいるのが楽しいからもうちょっと我慢しよう。
うん、まだもうすこしなら我慢できそうだ。
という小さな子供は多いですね。
幼稚園や小学校でうんちをするのは恥ずかしいから、今うんちしたいけどお家に帰るまで我慢しよう。
という子供は年々増えているとも言われています。
せっかく便意を感じても、我慢してしまってはまた便秘になってしまいます。
朝食後は便意をもよおしやすいので、毎朝食後は排便タイムとして、トイレに行くのを習慣にすると良いでしょう。
最初はうまくその時間に出ないかもしれませんが、
毎日同じ時間にトイレに座ることで、その時間に便意を感じ、排便しやすくなっていきます。
便秘が慢性化してしまう前に、
しっかりトイレに行きやすい習慣をつけてあげてくださいね。
そして、便秘が重症化してしまった時には、
自己判断で市販薬などに頼るのではなく、しっかりと専門機関を受診するようにしてください。