【ママの悩み解決】ご飯を食べるのに凄く時間が掛かる子供

子供

Q.ご飯を食べるのが凄く遅い子供

小学2年生の男の子の母です。
食事にとにかく時間がかかる子で、朝夜食事の度に「早く食べなさい」と何度も怒っています。
食事の時間は楽しくと思うのですが、怒鳴ってばかりの食事の時間になってしまうのが悩みです。

(ayumuXX・33歳 / 会社員)

A.食事の時間は楽しい時間にするのが基本

「食べるのが遅い」というのも、ママたちの定番のお悩みですね。

実際に、園でも、子供たちが食事にかかる時間は様々。

食事はゆっくりと味わって食べた方が良いと分かっていても、
準備や登園・登校時間がある朝や、就寝準備がある夜は、早く食事を片づけてしまいたいので、
あまりにもダラダラと食事に時間が掛かってしまうと困ってしまいます。

“食べるのが遅い”原因を見極めて

まずは、何故子供が食事に時間が掛かっているのかを見極めましょう。

子供が食事に時間が掛かる主な理由は

  • ながら食べをしている
  • おやつを食べている
  • 食に対する興味がない
  • 会話に夢中になる

大体この4項目である事が大半です。

それぞれの原因ごとに見直しを

我が子がどうして食事に時間が掛かるのか見極めたら、原因毎に食環境の見直しをしていきましょう。

ながら食べをしている
食事の時間に、テレビを付けている家庭であれば、テレビを見ながら…のながら食べが、ご飯を食べるのが遅い理由である事が8割9割を占めます。

対策はひとつ、食事の時間にはテレビを消すルールを作ること。

テレビを消す事でながら食べが解消され、本来の良いペースで食事をとる事ができるようになるでしょう。

忙しい現代、食事の時間くらい家族としっかり向き合い会話を楽しみながら食事をとりたいものなので、
食事の時間にテレビが付いているご家庭は一度見直してみると良いでしょう。

おやつを食べている
必ず間食(おやつの時間)を挟んでいるようであれば、おやつも見直してみましょう。

小さな子供は、一度で沢山の量を食べれないため、4度目の食事としておやつを捉えましょうと教わりますが、
ある程度の年齢になれば、食事だけでしっかりと栄養をとれるようになります。

おやつの量が多ければ、おやつの量を減らし、
おやつから食事の時間までの間隔が短いようであれば、おやつの時間をずらしてみましょう。

食に対する興味が薄い
元々、食に対する興味が薄い子供というのは居ます。

食に対する興味が薄い子供は、まず食への興味を沸かせる必要がありますね。

食べる事への達成感が感じられる工夫をしたり、空腹感を感じさせ「食べたい」という欲求を自らが感じるようにする事。

一緒に料理を作ったり、野菜を育ててみたり、
自分が食べる料理が出来上がるまでの過程に子供を巻き込んでみるのも食への興味が出るキッカケになります。

おしゃべりに夢中になる
特に幼稚園に入園した辺りの年から小学校低学年位の女の子によく見られるのが、おしゃべりに夢中になり食事が全然進まないという事。

女の子はお喋りな生き物なので、ついついお喋りに夢中になると箸が止まってしまうんですよね。

食事中は家族でゆっくりコミュニケーションを取れる時間でもありますから、子供との会話は楽しみたいので、会話を中断する必要はありません。

あまりにも手が止まっているのなら、
「お箸が止まっているから、食べながらお話しようね。お箸も動かしてね。」
などと声を掛けてあげるようにしましょう。

あるタイミングで、きちんと食べると喋るのバランスを上手に取れるようになりますから、
低年齢の段階であれば、せっかくママとのお喋りを楽しみながら楽しく食事をしているところに「喋ってないで早く食べなさい!」なんて怒ってしまうのはやめましょうね。

食事する事の楽しさを実感させてあげましょう。

ついつい、「早く食べなさい!」と言ってしまう気持ちはよーく分かります。

でも、ご飯を食べる事は、楽しく嬉しい事。
そして、いただく食事全てに関わる人や生き物に感謝をする事。

そんな気持ちを育てて行く必要があるのです。

家でご飯を食べるが遅くて仕方がないと言うご家庭の子供でも、園や学校では時間内できっちり食べ終われる子というのが大半で、園や学校でも食べるのに物凄く時間が掛かる子供というのは実は少ないんです。

それが何故だかというと、園や学校ではお昼のお弁当や給食の時間がしっかりと定められ、食事の環境が整えられているという事がとても大きいのです。

ですから、ママたちも、子供たちの食への気持ちを育てられるよう、食事の環境を見直してみてくださいね。

 

合わせて読みたい:『【食育】嫌いなものも「食べる気」にさせる方法』、『【食育】好き嫌いせず何でも食べる子にする「食事の摂り方

YURIKO

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3人の子供の母。 10年以上幼稚園教諭として働いてきた経験を活かせたら良いなと思い、 【ママの悩み解決】としてママによくあるお悩みへのアドバイスをさせていた...

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