お菓子作りの道具〜口金を上手に使ってお菓子をより美しく!

お菓子を作るための口金ってたくさんあってどれを選んだらいいのかよくわからない。
また、口金でどんなことができるの?どんな模様が描けるの?
お菓子作りでとっても大切な道具の一つが口金です。
セットになって売っているもの、バラになって売っているもの、色々ありますが、あまりにたくさん種類があって、最初に何を揃えたらいいのかわからないことも多いのでは。
基本の口金と、応用編としてあるとよりかっこいい、美しいデコができる口金をご紹介したいと思います。
基本の口金
この2種類を最低でも用意したいところ。
星口金・・・定番サイズは8-12
上から見るとマヨネーズの絞り口のような星(もう少し細かいとがった本数になっていますが)の模様になっています。
良く見るショートケーキのデコレーションなどは星口金がよくつかわれており、「8-12」というサイズが定番です。
ショートケーキのデコレーションに
こちらの2段のショートケーキのデコレーションは、すべて星口金で絞っています。
「シェル絞り」と呼ばれる連続した絞りです。
クリームのサンドに
焼きドーナツ、シュークリーム、などなど、生地の間にサンドするクリームを絞るときにも星口金は活躍します。
プリンなどの上のデコレーションに
プリンやムースなどの上にクリームを絞ってポイントに使うときなどにも星口金は便利。
ぐるぐるソフトクリームみたいに絞ってもいいですし、こちらのように上に垂直に絞りだしながら、手を上下させるように絞るとフリルのように。
絞り出しクッキー(フールポッシュ)の生地の絞り出しに
伸ばして型抜きするクッキーもありますが、このように星口金をセットした絞り袋に入れて、クッキー生地を絞り出すこともできます。
(このような絞り出しクッキーの場合には、通常のクッキー生地とは違う少し柔らかめの配合になっています)
丸口金・・・まずは1センチ丸口金が便利
丸型の穴が開いている口金。クリームを丸く絞ったり、しずく型に絞ったりするほか、シュークリームのシュー生地、マカロンのマカロン生地などの生地を天板に絞るためにも使用します。
丸口金も一つあると便利です。
最初にそろえるなら「1cm」丸口金と呼ばれるサイズが便利。
デコレーションに(写真はタルト)
星口金同様、ショートケーキのデコレーションや、このようにタルトなどにクリームを絞るのにも丸口金は便利です。
丸口金を使って絞るとかわいらしい表情に。
ビスキュイ生地の絞りに
以前ご紹介したシャルロットを作るときにもこちらの丸口金を使用しています。
(参照:シャルロット オ フランボワーズ)
棒状に並べて絞っていきます。
シュー生地やマカロン生地を1点絞りに
写真はマカロン生地ですが、シュー生地なども丸く絞り出すのに使用します。
応用編で使いたい口金
基本の口金以外に何か欲しい、そんな時におススメの口金です。
サントノレ(サントノーレ)口金・・・プロっぽい仕上がりに♡
切込みが入っているような形の口金(写真左)です。
元はフランスの伝統シュー菓子「サントノレ」というお菓子を作るときにクリームを絞るのに使用するためのものなのですが、この口金でデコレーションをするとさらにプロっぽく仕上がります♪
口金の中で一番お気に入りなのがこちらの口金。
製菓材料を扱うお店でしかなかなかお目にかかれませんが、かっこいいスイーツに仕上がりますよ!
ケーキのデコレーションに
サントノレ口金で少しずつクリームを絞って並べるようにしていくとこのような、ちょっとおしゃれなショートケーキに。
ウエーブ絞りでデコレーション
サントノレ口金でうねうねとクリームを出し続けてつなげて絞ると、このようなウエーブ状の絞りができます。
モンブラン口金・・・モンブラン好きなら必須!
文字通り、モンブランクリームを絞るための口金(写真右)です。
我が家はモンブラン好きの子供がいるので、この口金も欠かせないもののひとつ。
モンブランがお好きな方はぜひ一つ。
片目口金・・・デコレーションがお洒落に♡
片側がギザギザになっているものです。
よく使うのは「バスケット絞り」と呼ばれる高度な絞りに使用しますが、ラインだけを描いてもおしゃれ。
主にデコレーションに用いられます。
口金はたとえば星口金や丸口金だけでも色々な絞り方ができたり、使い方を知っていれば、基本の2種類でもたくさんのお菓子に活躍してくれます。
そして、ちょっと慣れてきたら、応用編の口金などを使って楽しむこともできますよ。
お菓子は味そのものだけではなく、「見た目」でも楽しむもの。
お菓子は楽しみ、時には癒され、笑顔になれる存在でもあります。
美しいお菓子やかわいいお菓子は食べる人の心を温かくしてくれます。
ぜひ、口金も工夫して、素敵なお菓子を作ってみてくださいね。