大流行の危険!新型ノロウイルスから家族を守る5つの方法

大流行の危険がある新型ノロウイルスとは
毎年インフルエンザと共に警戒が必要となるノロウイルス。
ノロウイルスは感染力が強いウイルスとして知られており、
インフルエンザなどのウイルスは一定量体内に取り込まれなければ発病しない一方、ノロウイルスはウイルスが少量体内に取り込まれただけでも発病してしまう恐れがあるのだ。
2015年、今年の冬はG2.17という「新型ノロウイルス」が流行すると言われている。
新型の怖いところは、誰も抗体を持っていないために誰でもがウイルスにかかりやすいということ、
そして、病院の検査で検出されにくく、ノロウイルスであると診断されず、感染拡大する恐れがあるということだ。
新型ノロウイルスの症状
新型ノロウイルスといっても、通常のノロウイルスと症状は変わらない。
激しい嘔吐と下痢、そして高熱である。
強烈な嘔吐と下痢が同時に襲ってくるため、トイレに紙袋を持ち込まなければ間に合わないという話もよく耳にする。
新型ノロウイルスは通常の予防が効かない!?
冬はマスクをしているからウイルス感染はしない。という過信はやめて欲しい。
新型ノロウイルスはとても小さく乾燥にも強いため、空中を浮遊する埃に付着し口や鼻だけではなく目の粘膜からも体内に侵入する。
そのため、マスクをしていても完全にウイルスを防ぐことができないというのだ。
また、インフルエンザなどに有効なアルコール消毒の効果もない(非常に薄い)とされているのだ。
新型ノロウイルスに感染しないためにすべき事
手洗い
アルコール消毒でも死なないウイルスも、しっかりと手を洗う事で手についたウイルスを洗い流す事ができる。
とはいえ、水でささっと流すだけのような手洗いはあまり意味がない。
帰宅時やトイレの後など、毎回しっかりと石鹸を使い30秒以上丁寧に手洗いする事が非常に重要である。
また、指輪をしている場合には、指輪と指の隙間にウイルスがビッシリたまっているため、必ず指輪は外して手洗いをする必要がある。
そして、帰宅時の手洗いは、必ず着替えてから行う事。
帰宅するとまず手洗いうがいを済ませるという人は少なくないが、せっかく手を綺麗に洗っても、その後でウイルスの付着したコートやマフラーを外す(触る)のでは意味がない。
手洗いは必ず着替えを済ませてからと徹底を。
トイレの流し方
トイレで用を足した後、必ず蓋をしてから水を流すようにする事が非常に大切である。
とある調査では、蓋をせずにトイレの水を流したところ、90%ウイルスが飛散するという事が確認されたそうだ。
ウイルスは便に一番ついているため、必ずトイレは蓋を閉めてから流すよう徹底して欲しい。
マスクをする
先に述べたように、新型ノロウイルスは非常にウイルスが小さく、マスクをしていても完全にそのウイルスを防ぐ事はできない。
しかしながらやはり、一定の予防にはなるため、しないよりした方が良い。
食べるものは加熱する
ウイルスは熱に弱いという特性がある。
この時期、食べ物は必ず加熱すること。
旬で美味しい牡蠣だが、牡蠣などの二枚貝を生で食べる事も非常に危険なので、生で食べるのはなるべく避けたい。
子供には絶対二枚貝を生で食べさせない事。
衣類にアイロンがけする
衣類は洗濯するだけではウイルスの数は減っても付着したウイルスが死滅することはない。
ウイルスが熱に弱いという特性を生かし、衣類にはアイロンがけをし、ウイルスを死滅させることが大事だ。
普段アイロンを掛けることは滅多にないであろうタオルなどもアイロンを掛けウイルスを死滅させることが望ましい。
予防を徹底し、新型ノロウイルスから家族を守ろう
感染力が非常に強い新型ノロウイルス。
とくにお年寄りと子供は抵抗力が弱いため、感染が拡大してしまうと重篤化してしまう可能性があり、最悪の場合、死亡するケースも懸念される。
幼稚園児や保育園児など小さな子供は、クラスで誰かが嘔吐すると興味津々で近づいてしまう傾向があるので、
「お友達がもし嘔吐したら近くに行って見に行ってはいけない」ということも小さな子供には教えておく必要がある。
子供を、家族を新型ノロウイルスから守るため、手間がかかるものもあるが予防を徹底して行って欲しい。