【ママの悩み解決】買い物のたびに物を買ってとねだる子供はどうすれば良い?

Q.買い物の度に物をねだられて困っています
幼稚園年少と年長の2人の子供を持つ母です。はじめてご相談させていただきます。取り扱っていただけると嬉しいです。
年少・年長の2人どちらもなのですが、買い物に連れていくとその度に「あれ買って」とねだられます。
スーパーに行けば、ジュース売り場、お菓子売り場に走って向かい、デパートに行けばおもちゃ売り場へと直行です。
流石に寝転がってだだをこねるような事はなくなりましたが、毎回の買って攻撃には困ってしまいます。
子供がものをねだらなくなるような仕向け方というか躾けかたがあれば教えていただきたいなと思ってご相談させていただきました。
(takukakerumama・37歳 / パート)
A.ご家庭それぞれのルールを作って買い物へ行きましょう
スーパーやデパートへいくと、「これ買ってー!」と大声で泣き喚いている子供を時々見かけます。
大変だなぁと思いながらも今ではそんな姿を微笑ましくも思うのですが、
当の親は子供が泣き騒ぎはじめたら、子供をどう説得しようかと四苦八苦大変ですよね。
特に小さな子供を連れてのお買い物はそれだけで一仕事という程大変なのに、「あれ買って」とおねだりで騒がれてはママもパパもため息ものでしょう。
買い物の際のルールを決める
まずは家庭で子供としっかり話し合い、買い物に行く際のルールを決めましょう。
たとえば、
- パパとママがおもちゃを買ってあげられるのはお誕生日とクリスマスだけ
- お誕生日とクリスマス、それからテストで100点を取れた時はおもちゃを買ってあげる
- 一緒に買い物に行く時は100円までのお菓子なら1つ買っていいよ
- 普段はお菓子は買わないよ。でも、お手伝いを頑張った日はお菓子を1つ買っていいよ
なんて具合に、ルールはご家庭で決めてください。
我が家では、幼稚園に入ってから、スーパーでは「150円までのお菓子なら買ってあげる」というルールを設けていたので、
子供たちはスーパーに行くとおもちゃ売り場で150円までのお菓子を選んでいました。
100円のお菓子と30円のあめをひとつ買うも良し、150円のお菓子を1つ買うも良し、30円のあめを5個買うも良し、
とにかく150円以内であれば買ってあげるよという約束だったので、子供たちは今日はどれを買おう、これは何個買えるだろうなんて計算しながらスーパーでの買い物を楽しんでいるようでした。
また、ルールを決める時に注意して欲しいのが、ご褒美で何かを買ってあげる際のルール。
例に挙げたように、事前に「100点を取れた時」とハッキリしていれば良いですが、たとえばこれが「良い点を取れた時」としてしまうと、良い点のラインが曖昧になってしまいます。
曖昧なところを作ると後々もめる元なので、ハッキリわかりやすいルールにしておきましょう。
どれだけ泣いて騒いでも、決めたルールはしっかり守る
一番大事なのはここ、決めたルールをしっかり守る事です。
実は、これができない親御さんというのが結構いるんです。
結局ギャン泣きに負けて…
だって床で転げ回って騒ぐから…
ダメっていうのももう面倒…
と、子供の駄々捏ねに負けて買ってしまうケース。
それから、
「あれ?今日はこのお菓子がお買い得になってる!」
「今日はセールでおもちゃが1000円安いわ!」
と、今日は特別買っちゃおう!なんて勝手にイレギュラー購入をしてしまうケース。
「買ってくれる時」と「買ってくれない時」があると、子供は混乱してしまいます。
泣けば買ってくれるかも知れないなんていう変な期待にもつながります。
一度決めたルールはしっかり守り、どんな理由があってもねじ曲げないことです。
特に最初の数回はまだルールに慣れずごねることがあるかもしれませんが、負けずにしっかりルールを通してくださいね。
買い物は楽しく、そして「見せない」やさしさも。
子供にとって、付き合わされるだけの買い物程苦痛なものはありません。
ですから、あらかじめその日の行き先と目的を伝え、
大人の買い物に付き合わされると感じさせないよう、「一緒に」買い物をするようにしましょう。
たとえば、スーパーに行けば、
「今日はカレーにするよ。カレーには何のお野菜を入れるかな?」
なんて会話をしながら歩き、
「じゃあ、人参を見つけてきてくれる?」
なんてスーパー内でおつかいさせてみる。
たとえば、デパートで靴を買いたいなら、
「今日はママは赤い靴が欲しいの。かわいいお靴を一緒に見つけてくれる?」
なんてお願いしてみると、
「ママはこれが似合うんじゃない?」なんて一緒になって一生懸命探して選んでくれたりするものです。
「付き合わされている」だけじゃなくて、一緒に買い物に参加させることで、子供は買い物が苦痛ではなく楽しみに変わるんです。
ぜひ試してみてください。
そして、特に小さな子供〜小学校低学年くらいまでであれば、「見せない工夫」をしてあげましょう。
お菓子だって、ジュースだって、おもちゃだって、見たら欲しくなってしまいます。
おもちゃ売り場を通らないルートで目的地に向かったり、
ジュースコーナー付近で買うものがなければそのコーナーを通らないなど、買い物のコースも工夫してあげると良いですね。