勉強できる子供に育てる、正しいリビング学習法4つ

私たちが子供の頃というと、
小学生に上がる前に、ランドセルと学習机を買ってもらうのが定番でしたが、
最近では子供部屋に学習机を置かず、リビングで勉強する「リビング学習」をする子供が増えています。
そのため、小学校に上がる前に学習机を購入する保護者は約半数だそうです。
「リビング学習」は、
親の目が届き、親子でのコミュニケーションにも良いことだと、教育関係者も進める学習法で、
東大生なども「リビング学習」をしていたなどと話題にもなりました。
しかし、「リビング学習」をする上で、注意しておきたいこともあります。
今日は、正しい「リビング学習」の方法をご紹介します。
勉強できる子に育てる正しい「リビング学習」の方法
学習する場所をしっかり定めておく
「リビング学習」というと、ダイニングテーブルやリビングテーブル(コーヒーテーブル)など、
様々な場所で子供が学習する姿を思い浮かべる方がいるようですが、これはダメ。
リビングとはいえ、勉強をする場所はきちんと定めておく必要があります。
学習に適した照明というのもありますから、
リビングに学習机を置くことが一番理想的ですが、
学習机を置くスペースがない場合には、
勉強はダイニングテーブル、リビングテーブルなど場所をしっかり決めておきましょう。
そして、手元を明るくできるスタンドライトなどを用意するのが理想的です。
足がつく椅子を用意する
学習机を用意することができない場合でも、椅子だけはしっかりと子供の足がつくものを用意しておきましょう。
ダイニングテーブルをリビング学習のテーブルにする場合、
足が床にぴたりとつかない椅子のまま学習をしてしまうケースがよくあります。
しかし、足がプラプラと宙に浮いた状態では、
子供は姿勢が崩れ、集中力も散漫になってしまいます。
きちんと足がつく椅子を用意するようにしてください。
親は子供の勉強を監視しない
リビング学習は、親の目が行き届くことがおおきなメリットですが、
親が厳しく監視したり、あれこれ口出しをしてしまうのはよくありません。
リラックスした環境で勉強をすることで子供は落ち着いて集中して学習することができるのです。
同じ空間にいる安心感を与えるだけ。
という心構えでほどよい距離を保っておくように心がけ、
子供の方から分からないところなどを質問された時だけ手助けをするようにしてください。
一度の学習時間は学年×10分
子供の家庭学習時間の目安は、学年×10分と言われているそうです。
集中力が続かないのに無理やり机に向かわせていても、
勉強が進まないどころか勉強嫌いになってしまい逆効果。
集中して勉強できるのは「学年×10分」と割り切り、
宿題などやることが残っている場合には、一度休憩を挟ませるなどしてあげましょう。
子供が自室で勉強したいと言い始めたら・・・
シンとした空間で勉強する方がなんだか落ち着かない・・・と、
大学生になってもそのままリビング学習を続ける。というケースもあるようですが、
子供が自室で勉強をしたいと言い始めたら、是非そうしてあげてください。
おかあさんが側にいることで安心して学習ができる
という年齢を超えると、一人で個室で集中したいと気持ちに変化が現れることが多いもの。
柔軟に対応してあげましょう。
ただし、親の方から、
「もう4年生なんだから自分の部屋で勉強しなさい」
というように、年齢で区切りをつけるのはやめましょう。
あくまで、子供の気持ちを尊重し、
子供が勉強しやすい環境を提供してあげるようにしましょうね。