健康に支障をきたす子供の偏食を予防する方法5つ

偏食と好き嫌いって違うの!?
毎日子供の健康を考え、料理に腕をふるうママたちにとって、
子供の好き嫌いは頭を悩ませますね。
一般に、偏食と好き嫌いを混同されがちですが、実は偏食と好き嫌いは全くの別物。
偏食とは、
「肉がきらい」「野菜がきらい」と同カテゴリーの食品のほとんどを嫌ったり、
ひたすら鶏肉だけを食べるといったように、特定の食品に偏った食べ方をする事を言います。
一方、好き嫌いとは、
「ピーマンきらい」「ナスきらい」といったように、食品の好みをいうのです。
偏食は、健康に支障をきたす場合も・・・
食べ物の好き嫌いというのは、個人差があるものの誰にでも多少なりともあるのではないでしょうか。
世の中に存在する食べ物全てが好き!
という人の方が珍しいかと思います。
よく、好き嫌いを直しなんでも食べれる子になる方法みたいなものが話題になりますが、
栄養バランス良い食事が摂れ、
なんでも好きであれば食事の時間がとても楽しい時間になり、
好き嫌いがない事によるメリットはとても多いのは事実ですが、
嫌いな品目があまりに多いわけでないのであれば、成長につれ味覚は変化していくものでもあるので、
子供に好き嫌いがある事を、とても深刻な悩みにしてしまう必要はないと思います。
しかし、偏食は健康上の問題が生じてしまう事もありますし、
社会生活に適応できないなどといった問題が生じてしまう可能性もあるので、直していく必要があるでしょう。
子供の偏食を予防する方法
1、家族が偏食をしない
子供の偏食を予防するには、まず絶対に家族が偏食をしない事です。
ダイエットや偏った健康法を実践している人の中には、
「米・麺・パンなどの炭水化物は絶対に食べない」や、
「ベジタリアンだから肉は一切食べないの」
という方もいらっしゃいます。
しかし、子供の一番の手本となる親がそういった偏った食生活を送っていれば、子供も偏食になってしまいます。
子供が健康に成長していくためには、いろんな栄養素をバランス良く取り入れる事が必要不可欠。
肉、魚、野菜、米・・・
どれも子供の体にとって必要な栄養素を含んでいるのですから、
まずは自分たちが手本となってなんでも満遍なく食べる姿を見せる事です。
2、食べやすくするための手間を惜しまない
食材の中には、調理の手間を惜しまなければ食べやすくなる食材というのも多く存在します。
例えば、ピーマンは内側の白い部分を丁寧にとることで、苦味を抑えることができますし、
一度下茹ですることでも苦味を抑えることもできます。
例えば、皮が口に残る感じが嫌いという子供には、トマトも湯むきしたり、ナスもきゅうりも皮をむいてあげれば良いのです。
下ごしらえや調理のちょっとした一手間で、
子供が嫌いがちな食品もとても食べやすくなったりするものなのです。
3、無理に食べさせない
嫌がるものを無理には食べさせないことです。
子供の中には、
おやつ食べ過ぎてお腹いっぱいだから、これはあんまり好きじゃないから食べたくないな〜とか、
イヤイヤ期でとりあえず食べたくないってごねておこう!とか、
そういうこともあるので、親として見極めが必要ですが、
食べるのをいやがっている時には無理強いしてまで食べさせないようにしましょう。
嫌なものを無理やり食べさせられたら、
子供は食材が苦手というのにプラスして「無理やり食べさせられた」という嫌な思いまでのっかって記憶に残ってしまうのです。
ちょっと苦手だったものでも、すごく嫌い!になってしまう可能性があるので、
子供が嫌がる姿を見極めて、無理強いはしないことも大切です。
4、和やかで楽しい食卓にする
食事の時間は和やかで楽しく。
これは、食育や好き嫌い改善に興味がある方であれば、必ず聞いたことがあるでしょう。
それほど、とても大切なことなのです。
食事の時間は、お箸の持ちかたや姿勢、食べ方などきちんとしたマナーを教えたりしつけをしたりしなければいけない時間でもありますが、
基本は和やかに会話を楽しむ明るい食卓であることが絶対です。
食事は楽しい。おいしい。しあわせ。
そんな時間であることが、偏食予防にもつながるのです。
5、家族で揃って食事をとる
家族揃って食事をとる家庭が減ってきているというお話を聞きます。
共働き世帯のご家庭の中には、
朝は子供は家で一人食事、昼夜は保育園で食事と家族で食事をとることが全くない
というご家庭もあるそうです・・・。
しかし、食事はやはりできるだけ、家族で揃って食事をするのが好ましいのです。
中でも、子供がひとりっきりで食卓につき食事をとるという「孤食」だけは絶対に避けてください。
共働きで3食別というご家庭がもしあれば、
忙しい時間帯ですが、やはり朝だけでも家族でテーブルにつくようにするなど改善が必要です。
パパが仕事で帰宅が遅くて・・・というご家庭も、
朝だけ、や、週末は必ず、など、家族揃って食事を摂ることを大切にしてください。