節約より命を!乳幼児の溺死のうち8割が自宅で起こっている。

お風呂にお湯、溜めっぱなし?
皆さんのご家庭では、湯船に溜めたお湯をどうしているだろう。
日毎で溜め変えるために、家族の入浴が終わればお湯を抜く家庭、
洗濯に使うために翌朝まで溜めっぱなしの家庭、
そして、2日位はお湯を沸かし直すからと、翌夜まで溜めっぱなしにしてる家庭、
様々あるでしょう。
しかし、乳幼児の居る家庭では、お風呂のお湯の溜めっぱなしには注意が必要だ。
乳幼児の溺死の8割が、自宅浴槽で起こっている
乳幼児の不慮の事故、そのうち2割は溺死。
そしてその溺死のうち、なんと8割が、自宅の浴槽で起こっているというのだ。
子供は、口と鼻が覆われる水位、10センチも水位があれば十分に溺れるという。
自宅の浴槽にお湯を溜めっぱなしであれば、10センチ以上の水位があることがほとんどだろうから、溺死が浴槽で起こると聞かされれば納得する。
他にも、夏場であればビニールプール、洗濯機、そしてトイレやバケツの水での溺死事故もあるのだそうだ。
溺死事故から子供を守るために
うちは大丈夫。という過信は捨てて欲しい。
子供を短時間でも留守番させる事のある家庭は勿論、
子供だけを家に残すことがない家庭でも、四六時中母親の目が子供に向いていることはないでしょう。
家事をするのに子供と別室に居ることもあれば、ついウトウトしてしまう事だってある。
どんなに大人しく、怖がりで、言いつけを守る子供であっても、魔が差すこともあれば、突然興味を惹かれることもある。
子供は基本、どんな子供であっても、いつ何をしでかすかわからない。
子供は悪気なく、とても好奇心旺盛なのだから。
だから、私達は出来る限り最低限、安全な環境を整えておきたい。
風呂のお湯はすぐ捨てる。
この際ケチ根性は捨てて欲しい。
防災意識から溜めていたのであれば、水は蓋つきのポリタンクなどに溜めておけば良い。
それでもどうしても溜めておきたければ、風呂のドアが簡単に開けられないよう工夫しておきたい。
トイレや洗濯機の扉はしめておく、たとえバケツであっても水を溜めておかない。
必要ならば子供の手の届かない場所、開けられない場所などにしておく必要がある。
大切な笑顔を守るため
かけがえない命を守るため
少しだけ、日常に気を配っていけば、悔やんでも悔やみきれない事故を防ぐことが出来るのではないだろうか。