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愛情不足な子供が親に示すSOSのサイン3つ 〜子供との接し方を改めて…

子供

愛情不足な子供が陥る問題とは…

テレビや雑誌、インターネットで様々な情報が入るようになり、
愛情の不足は子どもの成長に多大な影響を与えるという事も、誰もが知る常識となりました。

“三つ子の魂百まで”というように、人の性格の基盤は3歳までに作られ、
この時期、親から愛情を受けなかった子供は自分自身を愛する事ができない人間になってしまうと言われています。

言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、
「自己肯定感」が低い(または持てない)人間になってしまうのです。

自己肯定感とは、自分はかけがえのない大切な存在であると思える心の状態を指し、
人格形成上、とても重大な要因である感情。

この自己肯定感が低い人間、つまり自己否定感を持つ人間は、
自分を愛することができず、いつも強い劣等感があり、自分に自信が持てず、ネガティブで不安や恐怖、孤独や猜疑心に常にさらされてしまうのです。

自己肯定感が低く自己否定感を持った人間は、自分や他者を傷つけるようになり、社会で生きづらく、
アダルトチルドレンやうつ病、ひきこもり、睡眠障害、対人恐怖症、人格障害、依存等様々な病気に陥ってしまう可能性があるのです。

 

愛情不足な子供が見せるSOSのサイン

愛情を十分に感じられていない子どもは、さまざまなことでそのサインを出すようになります。

軽度:かまってアピールが強い・あまりに繰り返す

子供はみんな甘えん坊。親にたっぷりと甘えたいのです。
ですから、ただ親に甘えているだけなら何も心配はありません。

しかし、あまりにかまって欲しいアピールが強すぎたり、しつこくしつこくそれを繰り返すようであれば、それは子供がもっと愛情を求めている証拠。

 

抱っこを求めたり甘えが強すぎる

あまりにベッタリと甘えたり、やたらと抱っこを求めてきたり、
あまりに強い甘え(かまってアピール)を繰り返しているなら、それは愛情不足のSOSのサイン。

忙しさにかまけて子供が「見て」と言っても「後で」とすぐ後回しにしてしまったり、
きちんと子供と向き合って話を聞いてあげていなかったり、
ちょっと「抱っこして」と甘えられても「もう◯歳なんだから!」なんて拒否したりしてはいませんか?

家事が忙しい時間に子供の相手をするのは大変です。
でも、たった3分でも良いから耳を傾け、目を向けてあげてください。

抱っこして欲しい、くっつきたい、そこに年齢は関係ありませんから、しっかりスキンシップを取ってあげてください。

ほんの少しの時間向き合うだけでも子供は変わっていきますよ。

 

イタズラ(叱られる事)ばかりを繰り返す

家でいつも悪さばかりして、一日中叱ってばかり…
どうしてウチの子は悪さばかりするのかしら…
そんなため息をついているママ、もしかして、忙しさを理由に、子供が良い子にしている時間は子供を放置し、
子供が何か問題を起こした時だけ子供に注意を向けてはいませんか?

子供は賢いのです。
こういう事を繰り返していると、「ママに関心を持ってもらうためには悪い事をしなきゃいけない!」と思い、
親を困らせるような事ばかりを繰り返すようになるのです。

そしてこの行動パターンが染み付いてしまうと、幼稚園や保育園、学校でもそういった行動を取ってしまうようになるのです。

子供にとって叱られる事は喜ばしい事ではないのに、
いやな思いをしてまでママにかまって欲しいという状態はやはり非常に危険な愛情不足のSOSのサインです。

こういう行動パターンの子供には、ある程度の事は受け入れ優しく諭すようにし、頭ごなしに叱るような事はやめ、
子供が良い事をした時にオーバーすぎる位褒め、ハグしたりスキンシップをするようにしましょう。

そうする事で、
「悪い事をしなきゃかまってもらえない」から「良い事をするとかまってもらえる」
のパターンに変えていきましょう。

 

中度:無意識的なクセが出る

爪やくちびるを噛む、指をしゃぶる、髪を抜くなどのクセが出るようになったら、
子供が愛情不足のSOSのサインを出している可能性があります。

爪をかんだり指しゃぶりをするなど口が寂しくて起こるクセは、ストレスや不安から起こると言われており、
ママの愛情を求めていることが多いので、急にこのようなクセが現れ始めた時には、注意して接し方を見直す必要があります。

中でも、爪を噛む行為や髪を抜く行為は自傷行為とされており、
とても強く愛情不足を感じている可能性があるので注意しましょう。

 

重度:子供に表情がない

子供は一般的には喜怒哀楽が激しく、感情を素直に表情にあらわすものですが、
もともと持って生まれた個性として、表情をあまり変えない子供というのもいます。

ですが、自身の子供が、もともと表情があったのに、表情がなくなった…
と感じるのであれば、それは子供がかなり深刻な愛情不足に陥っている可能性があります。

というのも、幼児期に親に構ってもらえなかった子供(ネグレスト)や、自分の意思を尊重されず虐待を受けて育った子供は、
感情・表情が乏しくなる傾向があるからです。

あなたがネグレストや虐待をしていなくても、子供はそれほど強く愛情不足を感じているという可能性があるのです。

一度、真剣に生活を見直してみてください。

無表情な子供ほど、表現したいものを胸に抱え込んでいるもの。
きちんと子供と向き合って見ていると、ほんの僅かにでも感情表現をしようと試みている様子が伺えるでしょう。

そういったところを見逃さずにしっかり受け止めることで、
だんだんと外に感情を表現できるようになり、無表情が解決していくでしょう。

 大げさな位、愛情表現を!!

出典:weheartit.com/

愛情は注いでいるはずなのに…
自分の子供から愛情不足のサインが出ていると、愛情が伝わっていないのかと悲しくなるかも知れません。

ですが、子供はとても繊細ですし、親が何とも思わないような場面で傷ついたり愛されていないのかも…と不安になるもの。

子供が泣いていてもすぐに駆け寄ってあげられなかったり、
忙しくてついつい「後で」と後回しにしたり、適当に相槌を打ってしまったり、
そういう些細なことがきっかけで愛情不足と感じる子供はとても多いもの。

いくら心の中で愛していると思っていても、
眠った我が子に「大好きよ」と声をかけても、子供へその愛情は伝わりません。

たまには家事の手を止めてゆっくりと子供と向き合い、目を見て思いを伝えましょう。

そして是非、ハグしたり、キスしたり、スキンシップをしながら大げさなくらいに愛情表現をしてあげてください。

YURIKO

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3人の子供の母。 10年以上幼稚園教諭として働いてきた経験を活かせたら良いなと思い、 【ママの悩み解決】としてママによくあるお悩みへのアドバイスをさせていた...

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