仕上げ磨きしてるのに子供の口が臭う…子供の口臭の意外な原因

毎日“仕上げ磨き”してるのに、子供の口臭が気になる
我が家には幼稚園生の子供がいます。
歯磨きがとても大好きで、幼稚園の歯科検診でも先生に歯磨きを褒められる程、自分での歯磨きも上手。
勿論、母親である筆者も、毎日の仕上げ磨きは欠かしません。
それなのに、ある日、子供の口からいやーな臭いが…
そう、子供から口臭がしたのです。
小学生の子供がいるママたちから、
子供の口臭や、直接的な口臭でなくても水筒が臭くなるなんていう話を聞いた事があり、
そうか、自分一人の歯磨きで済ませるようになると子供でも口臭が気になるのか、なんて思っていたのですが、
まさか、毎日の仕上げ磨きもしっかりしている我が子から口臭がするなんて、考えもしなかったのです。
子供の口臭の原因は…
口臭の原因というと、歯や舌を綺麗にできていない故の「歯石」や「舌苔」そして「虫歯」のせいだと考えてしまいがちではないですか?
しかし実は、
- 便秘
- 鼻づまり(副鼻腔炎)
- 中耳炎
- 口呼吸
- 内臓の不調
など色々な原因が考えられるのです。
便秘や内臓の不調から口臭が発生してしまうというのは、最近では知られた事かも知れませんが、
「鼻」が原因で口臭がする事がとても多いそうなのです。
子供の口臭が気になったら耳鼻科へ
我が子の口臭の原因も、鼻…「鼻づまり(副鼻腔炎)」が原因でした。
鼻が詰まると何故口臭がするのでしょうか。
風邪やアレルギーが原因となり起こる、よくある「鼻づまり」の症状、
ひどくなると奥に膿がたまる副鼻腔炎というものになります。
この、鼻の奥にたまった膿はとても臭いそうで、臭いの原因となるのです。
そして、鼻が詰まっていると必然的に口呼吸をする事になりますね。
口呼吸をすると、鼻というフィルターを通さず口で直接汚れた空気を吸う事になってしまうのと、
直接口で空気を吸う事により唾液が乾燥する事で、口の中の雑菌をやっつける自浄作用が働かなくなり口の中に雑菌が増える事で口臭が起こるのです。
もし、子供の口臭が気になった時、お子さんに鼻づまりの症状があるのであれば、すぐに耳鼻科へ行って診察をうけましょう。
副鼻腔炎は小児科では診断されない事が多く、耳鼻科で診察してもらいお薬を処方してもらうのが一番です。
また、中耳炎でも口臭が起こると言われていますので、やはり耳鼻科で診察を受ける事をおすすめします。
鼻づまりのような症状がなくても、普段から口をポカンと開けているようなお子さんは口臭に要注意。
気づいていないだけで慢性副鼻腔炎(蓄膿症)である可能性などもありますので、やはり耳鼻科を受診してみると良いのではないでしょうか。
鼻づまりが原因の子供の口臭は、処方薬で治る
鼻づまりが原因で起こる子供の口臭、耳鼻科で処方してもらったお薬で翌日には口臭がなくなっていました。
副鼻腔炎の度合い(膿の溜まっている量)などによって、口臭がなくなるまでに数日かかることもあるかもわかりませんが、きちんとなくなるので安心してください。
子供の口臭はイジメの原因にもなりうる
子供というのはとても正直で、とても鋭利な言葉を簡単に吐き出すものです。
大人であれば口臭が気になる方が周りにいた場合でも、ぐっとこらえるだけで我慢をするでしょうし、本当の親友や夫婦間など信頼できる関係の相手であれば、そっと指摘をしてあげられるかも知れません。
しかし、子供は「あいつ、口臭い」と平気な顔をして言ってしまうのです。
特に、まだどんな言葉が人を傷つけてしまうのか分からない小学校低学年辺りは要注意でしょう。
誰かひとりの何気ない「口臭い」が、イジメの原因となってしまう事もおおいにあるのです。
普段から子供と密に接している母親は、すぐに子供の口臭の変化にも気づくでしょうから、
子供の口臭に気づいたらすぐに、便秘していないか、鼻が詰まっていないかなどチェックして、しかるべき対応を早くにしてあげるようにしましょう。