兄弟喧嘩がみるみる減っていく「上の子」への日常の接し方

ママの頭を悩ませる子供の兄弟喧嘩
子供なんだから、兄弟喧嘩くらいして当たり前。
そうは思っていても、
「どうして年が離れているのにこんなに喧嘩するのかしら!」
「暇さえあれば喧嘩ばかりでうんざり」
なんてよく聞く話。
兄弟喧嘩をなくすにはどうしたものか、と頭を悩ませるママは多いでしょう。
「上の子」が優しくなる。ママがすべきたった2つの事
兄弟喧嘩が増えるか減るか、そのカギを持っているのは、実は「上の子」。
上の子の情緒が安定し、心の余裕ができると、驚くほど兄弟喧嘩が減るのです。
「上の子」の我慢や頑張りを認め、感謝する
上の子というのは、
「お姉ちゃんなんだから」「お兄ちゃんなんだから」
と、常日頃我慢を強いられているもの。
ママやパパが上記の言葉を口にしていれば当然ですが、
言葉にしていなくても、上の子は無言の上の子プレッシャーを感じているものです。
ですので、まずは、「上の子」が感じている我慢や頑張りをママが認めてあげてください。
「いつも我慢して譲ってくれてありがとうね」
などと、我慢や頑張りのおかげで助かっていることを感謝の言葉で伝えてあげましょう。
「上の子」をしっかり言葉で褒める
(1)できて当然の事も褒める
年齢に応じて、できる事は増えていきます。
できるようになった事は、そのうち「できて当たり前のこと」になり、気づけば特別褒めるようなことではなくなりますが、
自分はできて当然で褒めて貰えなくなった事を下の子が褒められるようになると、
ママは下の子ばかり見て、下の子ばかり褒め、下の子ばかり可愛がっている。と感じてしまうものなのです。
下の子を褒めていたら、上の子が張り合うように「自分だってできる!」とアピールしてきた経験はありませんか?
ですから、できて当然の日常の些細な事でも、言葉にして褒めることで、
「自分の事もきちんと見ていてくれている」と感じさせてあげましょう。
(2)しない時に叱るのではなく、できた時に褒める
片付けてない。準備してない。宿題してない。
子供が“していない時”というのは本当によく目につくものです。
しかし、していない時に叱るのではなく、
している時、できた時を見つけ、とにかく褒めてください。
たったこれだけ?と感じるかもしれませんが、
これが出来ればこれだけでも数日で変化を感じることができるはずです。人知れずしている頑張りを認めて貰えたり、
いいところに気づいて貰えたりすると、人はより頑張りたくなるもの。それも、嫌イヤ頑張るのではなく、ワクワクしながら頑張りたくなるのです。
イヤイヤお姉ちゃんお兄ちゃんだから仕方なく兄弟に譲るのではなく、
「あたしお姉ちゃんだから優しく貸せちゃうもんね」なんて自信たっぷりに下の子に優しくできるようになるのです。
だって、ママが見ていてくれるから。