インターナショナルスクールのメリットとデメリット!インターに通わせたい親急増中!?

インターナショナルスクールってなんか格好いい!
モデルの梨花さんや吉川ひなのさん、タレントの紗栄子さんや木下優樹菜さんなど多くの芸能人が子供を通わせているインターナショナルスクール。最近華々しいデビューを飾ったキムタクさんの次女kokiちゃんもインターナショナルスクール出身で有名です。
インターナショナルスクールはお金がかかることから、セレブが通う「セレブ学校」のイメージがあったり、最近の芸能人のインターブームで「芸能人が通わせるスクール」のイメージがある人も多いのでは??
それに、たくさんの外国人キッズの中で英語がペラペラになるなんて素敵〜なんて、なんだかとっても格好良いイメージがあるのも事実。
芸能人の影響か、国際社会を意識してか、イメージの格好良さに惹かれてか、最近はインターナショナルスクールに子供を通わせたいっていう親が急増しているんだとか。
そもそもインターナショナルスクールとは??
でも、そもそもインターナショナルスクールって何なんだろう?!華やかそうなイメージが先行してきちんとインターナショナルスクールについて知らない人も多いですよね。
インターナショナルスクールとは、在日外国人のための教育施設。
在日外国人のための教育施設なのですから、「英語を勉強する」学校じゃなく、「英語で勉強する」学校ということ。
実際に、多くのインターナショナルスクールでは日常会話がスムーズに出来ることや、海外の学校に3年位通っていた程度の英語力を入学条件として求められるんですよ。
インターナショナルスクールに通わせるメリットとデメリット
両親のどちらかでもネイティブスピーカーで家庭内でも日常生活で英語が飛び交うような家庭ならともかく、両親とも普通の日本人という家庭がインターナショナルスクールに通わせたいとなると、そのメリットとデメリットはどんなことがあるのか。
両親も英語力が必要
インターナショナルスクールの学校関係者は当然ながらほとんどが外国人、全てのやり取りは書類を含め英語ですることになるため、子供だけじゃなく親の英語力も必要。
だから、入学試験では親にも英語力を入学条件として求められる事がほとんど。
学費が高額
ほとんどのインターナショナルスクールは学費が高額。だから、セレブなイメージがあるのも納得。
インターナショナルスクールは日本の義務教育とは無関係に運営されてるから、国の認可を受けておらず、助成を受けられないため学費が高額になる理由。
一般に年間の授業料が200万〜250万程度、他にも入学料、教材費、管理費、施設費、寄付金等が必要。小学校を卒業するまでに、最低でも2000万ほど掛かる事は覚悟しておかなきゃいけないの。
大学入試に影響が
子供を海外の大学へ進学させるのなら、インターナショナルスクール卒業は日本の学校卒業に比べ比較的有利になる一方、インターナショナルスクールは日本の義務教育とは全く別なため、日本の大学に進学したいと思った時には大学受験資格がなく、大検を受けなくちゃいけない事に。
※一部大学ではインター出身者も帰国子女枠での受験が可能
国際バカロレア資格(通称IBプログラム)に参加してるインターナショナルスクールなら、日本の大学受験資格も得られ、海外の大学を直接受験する事もできるし、一定の成績以上の子供なら海外の名門大学に入試免除で進学できることも。
だから、インターナショナルスクールに子供を通わせるなら、IBプログラムに参加しているスクールを選ぶのがいいんだけど、IBプログラムに参加してるスクールは、両親の英語力に始まりお受験がとっても大変って言われているの。
日本語力が育たない
インターナショナルスクールでは、先生や友達との会話はもちろん、授業も全てが英語。つまり、日本の学校で行う「国語」も英語だという事。「あいうえお」「アイウエオ」の基礎的日本語の読み書き、漢字などの授業は当然ながらないわけ。
家庭内で親との会話で日本語を話す事は出来ても、家庭やスクール外で意識的に教えなければ、日本語の読み書きができない子供に育ってしまう心配もあるんです。
個々を大切にした欧米教育が受けられる
インターナショナルスクールに通う子供達の国籍は様々。いろんな個性を大切に伸ばす教育は、日本の横並び教育現場とは大きく異なるところ。
日本では「変わり者」「変な奴」「扱いにくい」と言われるような子も、インターナショナルスクールでは「ユニークで面白い子」「発想が素晴らしい」などと個性を重視して伸ばしてもらえるから、子供自身に自己肯定感が育ちます。
また、ディスカッションなどの授業が多い事から自分の意見を発言できるようになったり、日本のような暗記重視授業とは違い子供に考えさせるカリキュラムが多い事から考える力がついたり、
協調性大事、みんな同じが良いという日本的な教育ではないため、個々がそれぞれ良いところを伸ばす実力主義な教育を受ける事ができ流のは凄く魅力。
将来を見据えて、家庭の教育方針にあった選択を。
私は正直なところ、日本の横並び教育には疑問を持つ事も多いの。
順位を付けない徒競走、みんなやりたい役をやる学芸会の演劇、それって意味があるの?
競争する事だって必要でしょ?って。
勉強できる子、勉強苦手だけどスポーツが得意で体育祭では大活躍する子、クラスでリーダーシップを取れる子、芸術センスに優れてる子、とにかく面白くてクラスのムードメーカーになってくれる子、勉強もスポーツもイマイチだけどアイディアマンな子…個性って一人一人違う。
その個性を伸ばせる教育だって素晴らしいよね。
そういう意味では、インターナショナルスクールってすごく魅力的。
子供にどんな風に育って欲しいのか。
どんな力を身につけて欲しいのか。
イメージの華やかさやミーハーな気持ちじゃなくて、家庭の教育方針や考え方に沿って、日本の学校に通わせるのか、インターナショナルスクールに通わせるのかを決めたいですね。