増える子供の扁平足。扁平足にならないようにする方法と改善法

扁平足の子供が増えている・・・。なぜ!?
普通、人の足の裏は土踏まずがあり、真ん中がすこしくぼんだようになっているのですが、
扁平足とはその土踏まず部分がなく平らな足の裏をしている状態をいいます。
もともと人間は生まれた時は扁平足なのですが、成長に伴い土踏まずが形成されていくのです。
しかし、近年土踏まずが形成されない、扁平足の子供が増えているといいます。
子供の扁平足が増えた原因
1、歩く機会が減った
さて、ご自身を振り返ってみてください。
お子さんを沢山歩かせているでしょうか。
移動は自転車や車を使い、階段でのぼる上階へはエレベーターやエスカレーターを利用し、
子供から歩く機会を奪ってはいませんか?
今の子供たちは本当に歩く機会が減ってしまっているのです。
2、外遊びが減った
それから、今の子供たちは本当に外遊びが減りました。
ボール遊びはダメだ、あれしちゃダメこれしちゃダメと制限された公園が多く、
子供たちが自由に外遊びできる環境が減ってしまったということもひとつですが、
やはりテレビゲーム・ポータブルゲームの普及が一番の原因でしょう。
家の中でもゲーム、公園でもゲームをしているだけの子供たちをよく見かけます。
子供を健康的に成長させるのに必要な外遊びが十分にできていないのです。
3、裸足で遊ばない
昔の子供は土の上を元気よく裸足で走り回っていました。
しかし、今はアスファルトやコンクリートが増えてしまい、
公園なども危険なものが落ちていることが多く、裸足で遊ぶことがほとんどなくなってしまいました。
裸足で遊ぶことは子供の足が直接地面と接することにより、足の筋肉や神経機能に刺激を与え、足の機能が発達します。
また、裸足遊びは脳の発達とも密接な関係があるとも言われています。
扁平足ってなにがいけないの!?
では、扁平足だとどうして問題なのでしょうか。
土踏まずは、立つ時にバランスをとったり、歩く時地面を蹴るバネになったり、
歩いたり走ったりジャンプしたりなどの衝撃を吸収したりする重要な役目を持っています。
しかし、扁平足の子供はこの土踏まずがないため、
うまくバランスが取れず転びやすかったり怪我をしやすいといった特徴があり、
足を守るクッションがないために痛みや疲労が蓄積されてしまうというデメリットもあるのです。
土踏まずを作る方法
子供の成長は早いもの。
つい、すこしだけ大き目を選んでしまいがちですが、靴だけはしっかりとジャストサイズを選ぶようにしましょう。
低年齢のうちは、3ヶ月くらいで買い替えになってしまうかもしれませんが、子供の足を健康に育てるためです。
しっかりと売り場で計測してもらい、ジャストサイズの安定した靴を選んでください。
裸足の時間を作る
家の中では靴下を脱ぎ、裸足で過ごしましょう。
また、芝生が綺麗な公園や、砂場、海辺の砂浜など、裸足で歩けそうなところでは裸足で遊ばせてみましょう。
※真夏の砂浜などは熱くて危険なのでサンダルを履いてくださいね!
なるべく歩く!
幼稚園の送り迎えや習い事の送り迎えなど、お天気が良い日はなるべく自転車や車を使わずに歩くようにしましょう。
沢山あるいてください!
足に良いだけではなく、親子の会話も増え、道に咲いた花や草などものを見る刺激も受けることができますよ。
しっかり外遊びをする!
たっぷりと外遊びもしましょう。
外遊びの際には、縄跳びや鬼ごっこなど走り回る遊びがおすすめ!
足指の運動で足を鍛えよう!
足の土踏まずを作るための筋肉や靭帯を運動で鍛えましょう。
おすすめなのは、足指タオル相撲と、足指じゃんけん。
足指タオル相撲は、タオルの両端をママと子供の足指で掴み、引っ張り合いをするゲーム。
足指じゃんけんは足指でグーチョキパーを作りじゃんけんするゲーム。
ゲームをしながら楽しく鍛えてみてください。