【食育】好き嫌いが多い子供の「好き」を増やす3ステップ

子育て中のママやパパの中には、
子供の食事について悩みを抱えている、という方、多いのではないでしょうか。
食が細くて全然食べない、
お菓子は食べるのにご飯は食べてくれない。
食事の量食べるけど、好き嫌いが激しくて物凄く偏食、
遊び食べで全然食事に集中してくれない…
一口に食事の悩みといってもその内容は様々ながら、
子供たちの健康や成長に直結する食事故に、ママたちにとっては非常に深刻な悩み。
子供たちの「好き」増やすためのステップをご紹介します。
STEP1:好き嫌いが生まれるキッカケを知る
子供たちが好き嫌いをしたり、食べる量が多かったり少なかったりするのは、
その子供が生まれもつ味覚の感度や食欲、食べ物への執着の有無にとても左右されるのだそうです。
しかし、環境や経験など、後天的な要因が好き嫌いを生み出してしまう事もあります。
後天的な事は解決の道があるかも知れないので、
なにが子供の好き嫌いを生み出すのかを知る必要があります。
STEP2:「嫌い」を「おいしい」に変えるレシピを知る
子供たちに何故その野菜が嫌いなのかを聞いてみると、
その理由が味だけではないことがわかるでしょう。
色が嫌、形が嫌、食感が嫌、においが嫌、飲み込みにくくて嫌、パサパサしてて嫌…
その子により、その野菜により、そこには様々な理由があるはずです。
「嫌い」な理由が分かれば、その嫌いを隠す調理法や味付けをしてみると、
子供はすんなり食べてくれる事が少なくないのです。
子供の嫌いな野菜に挙げられやすい「なす」「にんじん」を美味しく食べるレシピを紹介します。
子供もおいしいなすの揚げ浸しレシピ
一口大に切りアク抜きしたなすの水気をふきとり、
薄く揚げ色がつくまで揚げ焼きにし、キッチンペーパーなどで油をきり、
熱いうちにボウルに入れめんつゆを加え1時間ほど置く。
子供のなす嫌いを克服するためにはまずしっかりとアク抜きをする事。
なすはアク抜きをしないと、子供が苦手とする苦味・渋味があるのです。なすを調理する際には、切った後10分ほど水に浸けしっかりとアク抜きをしましょう。
なすは揚げて漬けることで水っぽさがなくなり、熱いうちに漬け込むことで味がしっかり染み込みます。
冷蔵庫で1日寝かせるとより食べやすくなります。
子供もおいしいフライドキャロットレシピ
1cm角程のスティック上に切ったにんじんをボウルに入れ、しょうゆを加えて混ぜ合わせて10分ほどおき、
ざるにあけて水気をきる。
ビニール袋に小麦粉とにんじんを入れてふり混ぜにんじんに小麦粉をつけたら、表面に薄く片栗粉をまぶし。
カリッとするまで3分ほど揚げて油を切る。
にんじんは大きめに切って油で調理すると味がマイルドになり甘みが増します。
油でカリッとあげることで香ばしさがプラスされ、
ぽりぽりと軽くにんじん1本を平らげちゃいますよ!!
STEP3:食卓を「苦」から「楽」にする
特に食に対する興味がない子供や、少食な子供、好き嫌いが多い子供にとって、
食事の時間は残念ながら「苦」の時間であることが少なくありません。
そもそも「苦」の時間な上に、
「もっとたくさん食べなさい」や
「ほらー、またこぼした!」
「さっさと食べちゃいなさい」
なんてママに叱られてしまう。
食卓が叱られる場だと、子供にとって食事は嫌な時間でしかなくなってしまうのです。
食卓は、子供たちが楽しみになるような場にしてあげましょう。
「これ好き!」を増やす魔法の食卓を作る方法
子供が自分からすすんで食べる「魔法の食卓」。
そんな食卓をつくるためのコツが満載の本
「うちの食べてくれない困ったちゃんが楽しく食べる子に変わる本」が日本文芸社より発売中。
紹介したナスの揚げ浸しやフライドキャロットをはじめとした『子供も大人もおいしいレシピ』や、
「好き」を育む調理の秘訣、
子供の好き嫌いとの向き合い方や食べる子を育てるママの習慣など、
食に悩むママたちが知りたいことがたっぷり詰まった1冊です。
実は筆者の子供は好き嫌いが全くなく、
ありがたいことに食事に関する悩みはひとつもないまま過ごしてきたのですが、
本を読み進めるごとに「うんうん」と自然と本の内容を実践して過ごしていたことに気付きました。
他にも、
忙しい毎日を乗り切る献立のコツなども満載で、
ママたちを助けてくれる1冊になること間違い無し。
「今日もおいしかったね!」と、笑って食事が終われるような家庭を作ってくださいね!