小学校生活に差が付く!6歳までに特に大切にすべき7つの生活習慣

幼稚園期とは、小学校の生活態度を決める重要な3年間
子供たちが健やかに成長していくためには、基本的な生活習慣が身についている事が欠かせません。
幼児期というのは言葉や社会性が著しく発達し、生活習慣が形成されるとても大切な時期。
良い生活習慣を身につけさせる事は、1日で完了するものではありませんし、
親からするととても大変だと感じるところも多いかもしれません。
ですが、幼児期に身についた生活習慣は小学校以降の子供たちに明らかな影響が出る事は事実です。
時間をかけ、忍耐を持ち、しっかりとした生活習慣を身につけさせてあげましょう。
特に大切にしなければいけない7つの生活習慣
1、睡眠習慣
決まった時間に起き、決まった時間に寝る。
これは、規則正しい生活リズムの基本中の基本であり、子供の成長にとって欠かせないものです。
「まだ子供が小さいから」
「幼稚園や保育園もないし…」
などと、大人の生活リズムに合わせて生活させていませんか?
子供は遅くても9時までには眠りにつけるよう、生活リズムを整えるようにしておきましょう。
9時にベッドではありません。
9時には寝息が聞こえるようにするのです。
長期休暇などはとくに生活リズムが崩れがちですが、
お休みであっても、起きる時間はなるべく毎日同じ時刻に起きるようにしておきましょう。
乳幼児期の悪い睡眠習慣は、成長してから、朝起きる事が苦手となり不登校につながるなどの危険性もあります。
子供の生活リズムをつけるための生活を送ると、夕方からの時間はとても慌ただしいものですが、
きちんと、子供には子供の生活リズムを作り整えてくださいね。
2、食習慣
1日の集中力・持続力を生む朝食はとても大切。
3食の中で一番重要なのが朝食だと言われています。
朝は簡単にパン1枚で済ませてしまったり、朝食抜きなどといったご家庭のお話も聞きますが、
朝食こそ栄養バランスを考えてしっかり食べさせるようにしましょう。
時々「うちの子は起きてすぐから食べられないのよ」という声も聞きますが、
朝食が食べられないというのは①の早寝・早起きの生活リズムが狂っているせい。
規則正しい生活リズムで生活をしていれば、朝起きたらお腹が空いているものです。
お腹が空いて目がさめるという事も当たり前になってくるものです。
まずは①の生活リズムから見直してくださいね。
それから、食事中に立ち歩かない・立ち歩いたら食事は終了という習慣も徹底しておきましょう。
3、あいさつの習慣
身近な人とのコミュニケーションはあいさつから始まります。
おはようございます
こんにちは
こんばんは
さようなら
おやすみなさい
ありがとう
ごめんなさい
いただきます
ごちそうさま
当たり前の事ですが、私たち大人がしっかりと声を掛け、あいさつのお手本を示しましょう。
家族みんなで、大きな声で元気よく「おはようございます」から始まる1日はとても気持ちが良いものです。
4、読書の習慣
字の読めない小さな子供には絵本の読み聞かせを、字が読めるようになった子供は自分で読書をするのでも構いません。
「本を読む」という事を習慣にしてください。
本を読むのはとても良い心の栄養になります。
本を読む事でボキャブラリーが増え言葉が豊かになり、想像力や感受性が育ちますし、
読み聞かせであれば親子のコミュニケーションが深まります。
1日のうち、眠る前は読み聞かせ・読書の時間と決め、ぜひ習慣として取り入れましょう。
5、けじめの習慣
- テレビを見ている間は静かだからと好きなだけテレビを見せる
- 幼稚園から帰宅せず、制服のままお友達と公園で遊んで帰る
- いつでもどこでも好きなだけゲームをさせている
など、思い当たる節はありませんか?
見る時間を決めてテレビを見る、して良い場所・して良い時間を決めてゲームをする、
遊びにいく前に一度家に帰り着替える、
当たり前のけじめは、幼児期までにしっかり教え込みましょう。
好きなだけテレビを見ていた子供は、小学生になって急に「テレビを消して宿題しなさい」と言ってもできません。
帰宅せずに遊びに行かせていた子供は、小学校の帰り道、帰宅せずに寄り道してきます。
いつでも好きなだけゲームをしていた子供は、食事中でもゲームをするような子供になります。
時間を守る・TPOをわきまえる・忘れ物をしない・
日常生活にルールを作り、けじめのある生活をするという事はとても大切なことです。
幼児期までにしっかり身につけておきましょう。
6、運動習慣
できるだけ屋外で、しっかり体を動かして遊びましょう。
しっかり体を動かして遊べば、よく食べよく眠る良い習慣がつきますし、
楽しく体を動かして運動を好きになる事はとても大切です。
頭・体・心をフルに使う外遊びには、子供が生きて行く力に必要な要素がすべて備わっているのです。
幼児期までに、できるだけ沢山外遊びの時間を設けてあげましょう。
外遊びを沢山して沢山体を動かしていた子供は学習能力・コミュニケーション能力が高くなると言われています。
7、衛生習慣
手を洗う・歯を磨く・お風呂に入る・汚れた服を着替える・髪をとかす・爪を切る・鼻をかむ・汗を拭く…
心と体を清潔に保つ衛生習慣も、幼児期にしっかりと身につけましょう。
細菌は細菌を恐れ、「外遊びをしない」「除菌スプレーを多用する」など、
過度に清潔を保とうとする保護者が多く見受けられますが、
まだ十分な免疫力のついていない子供は、はじめから細菌やウイルスに触れない生活を送ってしまうと抗体を作ることができません。
外遊びすることは体力がつき免疫力が上がりますし、
子供のうちはある程度異物に触れさせる機会も必要です。
手洗いうがいを徹底したり、お風呂に入り体を清潔に保ち、洗濯して衣服を清潔に保つことで、
雑菌を減らしながら適度に抗体を作っていくことが免疫力を向上させるのです。
過敏になりすぎない、当たり前の衛生習慣を身につけさせるようにしてくださいね。
身についた習慣が「差」になる
小学校に上がると、子供が一人で行動する時間が増えていきます。
そんな時、きちんとルールを守り、正しい事を選べる子供でいてもらうには、
小さな頃から身についた生活習慣はとても大切です。
いつも決まった時間に起床したり、毎朝きちんとしっかり朝食を摂る子供の方が、
そうでない子供に比べ学力・体力ともに高いなど、
生活習慣と学力や体力には相関関係がある事が明らかになっています。
入学前までにしっかりとした生活習慣を身につけさせましょう。