3歳半からのイヤイヤ…『第一次反抗期』の対処法。

魔の2歳児といわれる“イヤイヤ期”。
何をするにも「やだ」「やだ」「いやだー!」の連続に、イライラはマックス、身も心もボロボロになったママも多いのでは…
そんなイヤイヤ期は終わったはずなのに、
3歳半を過ぎてまた始まる「いやだ」の嵐…
イヤイヤ期が2回も来るなんて聞いてないー!!と思ってるそこのママ、
それは“イヤイヤ期”じゃなくて、『第一次反抗期』ですよ。
第一次反抗期って…
お喋りも上手になって、ちょっと生意気な事だって言えるようになった3歳半頃から始まる、新たなイヤイヤ。
それは第一次反抗期。
ちょっと特徴を見てみましょうか。
- 「ご飯食べよう」「お風呂入ろう」「お片付けしてね」全ての返事がまず「いやだ」から始まる。
- 「見て」攻撃が始まる。
- 口ごたえが始まる。
- なんでも“自分で”やりたい。
- 「くそばばあ!」なんて暴言を吐く子供も…
- 親のあらによく気づき、指摘が始まる。
まだ言葉が上手に喋れなくて、自分の思いを伝えられないもどかしさ故だったイヤイヤ期とは違い、
お喋りが上手になり自己主張をピシッと出来ちゃうこの第一次反抗期。
いやいや、なかなか手ごわいんですこれが。
第一次反抗期は正直つらい!
第一次反抗期、これ、正直辛いです。
2歳の時よりも体は大きくなっているから暴れる力も強くなっているため、抱っこで制するのも難しい。
言葉を喋れるにも関わらず「ヤダ」と泣くだけだと、「喋りなさいよ!」っとイライラしたりするものですし、子供だって色々知恵がついているので結構手ごわくなってるんです。
保育園に通っていたり、幼稚園に行っていたり、はたまた上にお姉ちゃんお兄ちゃんがいたりすると、ちょっと悪い言葉で暴言を吐く子もいるようだし、暴言まで行かなくても、反抗的な言葉が返ってくるだけでもママはカチンときちゃいます。
どうする?ママ!第一次反抗期原因と対策
私も、第一次反抗期を迎えた時には心がポッキリ折れそうになりました…
でも、上手に対応すると、子供の反抗に対するイライラは、今よりずっと減るはずですよ。
悪い言葉遣い⇒過剰に反応しない
例えば子供が悪い言葉を使った時。
「どこでそんな言葉覚えてきたの!」とキーッとなってしまいそうですが、そこは冷静に。
過剰に反応せず「その言葉はよくないね」っとサラリと大人の対応をしましょう。
実は、子供にとって“悪い言葉”って、小学生の男の子が「うんち」とか「おしっこ」とかで大爆笑するのと同じようなレベルで楽しいんだそう。
言葉が良いものか悪いものかは伝えながらも、そこに過剰に反応してしまうと子供は繰り返すようになるのでサラリと流すようにしましょう。
「自分でやりたい」⇒子供自身にチャレンジさせる
色々な事が出来るようになり、自分でなんでもやってみたい時期。
とは分かっていても、「時間がない」「急いでる」「まだ出来ないでしょ」なーんて子供にやらせずにママがやってしまうって事…多いですよね。
でも、第一次反抗期、子供が反抗する原因の大半が、実は子供の好奇心の阻止によって起こっています。
子供が出来ないのは当たり前。
失敗覚悟・時間がかかるの覚悟でなんでもチャレンジさせてみましょう。
そのために、何にでも倍時間がかかることを想定しておくと良いですよ。
全ての返事の第一声が「ヤダ」⇒ワンクッション置く
これは大抵の場合う、無理矢理子供に何かをさせようとしている時に起こります。
子供がまだ楽しく遊んでいる最中なのに「片づけなさい」だったり、
テレビを見ている時なのに「お風呂に入るよ」だったり。
自分が楽しんでいる何かを中断されて強制的に違う何かをさせられる時です。
ですので、これは少し前に声を掛けておくようにしましょう。
「そのテレビが終わったらお風呂に入るよ」と事前に声掛けをしておき、テレビが終わった時点で「お風呂に入るよ」。
「そのパズルが完成したら、お片付けしてね」と声を掛けておき、パズルが終わったら「片づけて」と言うようにする。
事前の声掛けの時点ではほぼ「わかったー」という返事が来るはず。
そして、何かをしてと言った時にも、たいていは「はい」と言ってくれるはずです。
もし、「わかったー」と言ったのに「○○して」と言った時に反抗したらそこは約束を守るよう叱り言い聞かせましょう。
親のあらを指摘してくる⇒謝り、褒める
生意気に何か指摘されちゃったりするとちょっぴりムカッとしちゃうものですが、
自分に反省点がある時には素直に「ごめんね」と謝り、
「ママのダメなところに気付いて凄いね!」と褒めてあげましょう。
ダメなところを指摘すると言う事は、しっかり周りを観察できているという事ですし、そのことが「だめなこと」と理解しているからこそ出来るもの。
「大人だからいいの」なーんてのはナシに、きちんと非は認めた上で褒めるようにしましょう。
素直に謝る姿を見せる事で子供も素直に反省するようになりますし、
褒める事が子供を認める事にも繋がり、子供が認めて貰えたと満足する上、自分の言動の「悪いところ」に対しても自分自身で気付けるようになっていきます。
第一次反抗期。
これも、子供の立派な成長過程のひとつ!
正しい対処法を知って、上手にこの第一次反抗期という困難の時期を乗り越えましょうね。