子供のどもりや吃音の原因と家庭で出来る対処方法

子供

Q.子供がどもります。治療する方法があるんでしょうか?

4月から年少さんになった男の子の母です。

言葉が出るのがとても遅く、3歳を過ぎてやっとペラペラお喋りをするようになって一安心していたのですが、
お喋りの途中で何度も言葉に詰まります。

「あ、あ、あ、あ、あのね」のようにどもるわけではないのですが、
「それでね、ーーーーーーーーっ、くるまがね」のように言いたい事があるのに次の言葉がしばらく出てこないのです。

これはどもりなのでしょうか。
自然に治癒するものでしょうか。
それともやはりお医者さんに診ていただいた方が良いのでしょうか。

(N.Y・33歳 / 専業主婦)

 

A.幼児(子供)のどもりや吃音は焦らずに、専門機関に相談を。

幼児(子供)のどもりと吃音(きつおん)

質問者様のお子さんは年少さんという事、そしてお喋りが3歳過ぎてからだったとの事。

言葉を覚えたばかりの幼児は、
「あ、あ、あのね、さっきね」などとどもってしまったり、
「あのね、きょうね、えっとー…」などと言葉に詰まってしまう事はよくある事です。

言葉を覚えたばかりの子供が、小さな頭で一生懸命
お話したい事を組み立てて、どういう順番でどの言葉を使って伝えるかを考えながら言葉に出していくのですから、
スラスラとスムーズに言葉を並べる事が出来なくても当然の事。

単純に言語が発達していく成長段階のひとつ、
つまり一過性である事がほとんどです。

ただし、吃音の初期症状という可能性もあります。

吃音(きつおん)とは?

最近ドラマで取り上げられて初めて「吃音(きつおん)」という症状を知った方も多いかも知れません。

吃音(きつおん)とは、言葉がスラスラと出てこない発話障害のひとつ。

幼児期に発症する吃音は、発達性吃音と言われており、
2歳〜5歳辺りに発症する事が多く、ほとんどの場合は自然に治癒するといわれており、
圧倒的に男の子の発症率が高いと言われています。

発達性吃音には
「あ、あ、あ、あのね」などと同じ音を繰り返すどもり、
「え〜っとね、う〜んとねぇ」のように最初の文字を伸ばすどもり、
それから最初の言葉を出す時に詰まってしまい音自体を出すことができないどもりの3種類があります。

発達性吃音の原因

発達性吃音の原因は、
環境や遺伝的要因、最初に述べたように言語が発達していく段階で言語習得の過渡期であることが影響をしているのでは…
と考えられていますが、未だ原因は解明されてはいません。

幼児(子供)のどもりや吃音の家庭でできる対処法

子供の言葉へ干渉しない
子供のどもりや吃音に気づいた時、多くの保護者のかたは焦ってしまい、
そのことを指摘したり、言い直しをさせてしまうようですが、これはしてはいけない事。

周囲に指摘されることで子供自身がどもりや吃音に気づき、
上手にお話ができないことに苛立ったり、お喋りをする事を不安に感じるようになってしまうからです。

「また上手に喋れないかも」「つっかえてしまうかも」
そうした不安や緊張感から余計に言葉が出てこなくなり、どもりがひどくなったり、吃音の症状が進んでしまうのです。

発達性吃音は一過性である事も多いので、まずは周囲が神経質にならず、
子供にリラックスしてお話をさせてあげるようにしましょう。

たとえどもったり言葉に詰まる事があっても、途中でさえぎったり、言いたいだろう言葉を先に言ってしまう事のないよう、
最後までゆっくりとお話を聞いてあげてください。

愛着行動を増やす

ハグしたり、手を握ったりのスキンシップや、
お子さんと向き合う時間を増やすようにしてください。

愛着行動を増やす事でお子さんは安心し、リラックスし、そして安定する事ができます。

厳しいしつけをしない
そして、厳しいしつけや干渉など、親からの圧力からお子さんを解放し、
自由に感情や意志を出せる状況を作ってあげてください。

「私のしつけが厳しいせいで吃音になったの?」と自分を責めてしまうかたもいらっしゃるかもしれませんが、
必ずしも保護者のしつけが厳しすぎたわけではありません。

もちろん、熱心でしつけが厳しく、子供がストレスを感じている場合もありますが、
過度に厳しいしつけではなかったとしても、感受性が特別強いお子さんである場合もあるのです。

過干渉になったり、厳しいしつけで圧力をかけることなく、
まずはお子さんが感情や意志を自ら自然と出せるような環境を整える事です。

言語聴覚士に相談を。

doctor_child_resize

言語習得をしている段階で、言葉が急激に発達していく幼児期は、
言葉に詰まったりスラスラお話ができない事はだれにでもある事。

しかし、吃音か、発達段階のものなのかは区別がつきにくいと思います。

もし、お子さまが吃音かもしれないと感じたら、自己判断で様子を見るのではなく、
なるべく早い段階で言語聴覚士を訪ねるのが良いでしょう。

吃音の症状だとわかれば早期治療を始めることができますし、
吃音でなければ発達段階の自然なことと安心することができます。

YURIKO

0 views

3人の子供の母。 10年以上幼稚園教諭として働いてきた経験を活かせたら良いなと思い、 【ママの悩み解決】としてママによくあるお悩みへのアドバイスをさせていた...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧